2015年5月31日日曜日

国際会議LAMP2015

5月26日(火)から29日(金)に,福岡県北九州市の北九州国際会議場で開催された国際会議LAMP2015に参加し,研究成果を発表しました.

Kazuyuki Uno, Takuya Yamamoto, Tetsuya Akitsu, Takahisa Jitsuno,
"Longitudinally Excited CO2 Laser and Glass Drilling",
The 7th International Congress on Laser Advanced Materials Processing (LAMP2015), P-27,
Kitakyusyu International Congress Center, Fukuoka, Japan, May 26-29 (2015).

北九州空港にも,小倉駅にも,国際会議の看板が出ていました.
空港の看板
駅の看板

会場は,小倉駅の近くにあります.写真の小倉駅から伸びている線路はモノレールのものです.小倉駅周辺は,広大なペデストリアンデッキがあり,会場のそばまで地上に降りずに行けます.
小倉駅
北九州国際会議場
また,松本零士氏とゆかりがあり,ペデストリアンデッキにキャラクターの像もあります.メーテルのベンチには,いつも誰かが座っており,なかなか写真を撮るタイミングあいませんでした.
キャプテンハーロック
鉄郎とメーテル

北九州市は地元で,懐かしく感じました.皿倉山と洞海湾,くろがね線を見ながら,幼少期を過ごしました.
学生の頃を思い出す一蘭のラーメン
皿倉山,通った小学校と中学校も見えます
皿倉山と製鉄所のくろがね線

会議では,多くの方とディスカッションでき,非常に有意義でした.知りたかったことを知ることができましたし,これからの研究の方向性も明確になりました.国際会議では,いつも思うのですが,もっと簡単に英語を使いたいなと思いました.

この国際会議中の講義の振替などで,前の週は7コマの講義があり,その上,国際会議の準備がありましたので,もの凄く大変でした.疲れているところに風邪をひいてしまい,最悪のコンディションの中,発表資料を作成し,国際会議に参加しました.倒れそうでしたが(というか,ホテルでは倒れていましたが),気力で切り抜けました.次からは,何があるのかわかりませんので,お供に学生を連れて行きたいと強く思いました.

2015年5月18日月曜日

レーザー夏の学校に参加し,学生2名がベストポスター賞を頂きました

5月16日(土)・17日(日)に,滋賀県高島市の白浜荘で開催された第22回レーザー夏の学校に,宇野と学生8名が参加しました.
琵琶湖で記念撮影.本研究室.

今年は,多くの大学生,大学院生,企業の方が参加しました.詳細は,レーザー夏の学校のホームページ(こちら)及びレーザー学会誌で報告があると思います.

宇野は,「気体レーザーの基礎」として,招待講演を行いました.
野村証券セルサイドアナリストの和田木哲也氏の「ハイテク・半導体業界の行方と注目点」と摂南大学の田口俊弘教授の「超高強度レーザーによる相対論的プラズマの研究」のご講演を聴講しました.非常に分かりやく,勉強になりました.

参加学生による研究成果のポスター発表がありました.ポスター発表では,大阪大学や電気通信大学,福井大学,近畿大学,東海大学,福井工業大学の最先端の研究を興味深く聴講しました.
本研究室からは,修士の市來君と山本君,加藤君,学部生の井上君がポスター発表を行いました.
M2の市來君の発表.
M1の山本君の発表.
M1の加藤君の発表.
B4の井上君の発表.

各学年1名の計3名にベストポスター賞が送られたのですが,本研究室の修士1年の山本君と学部4年の井上君がベストポスター賞を受賞しました.日頃の成果が評価されました.
M1の山本君の表彰.
B4の井上君の表彰.

実習では,光学研磨と光ピンセットを体験しました.非常に面白かったです.
研磨したガラスの透過率の測定.

毎年参加しておりますが,来年も学生と参加したいと思います.
また,この夏の学校で仲良くなった学生や企業の方と学会等で会うことを楽しみにしています.

2015年5月11日月曜日

実験室の様子

最近の実験室の様子です.
研究室の学生数が増え,実験装置も増えたので,模様替えをしました.
実験室1
実験室2
現在,製作中も含め,6台のレーザーの実験をしています.

実験室では,「安全」について指導しています.

高電圧電源や高ガス圧ボンベを使用しますので,それらの扱い方を教えます.実験で使用している電源は学生が製作し,その電圧について学習しています.ガスは常に使用量を学生がチェックしています.大学で実施している高ガス圧取り扱い講習会にも参加しています.

また,高額な物品を扱います.500円玉サイズの光学素子でも1枚数万円から数十万円します.数百万円する測定装置も使用します.修理できないものもありますので,不注意で壊されると,その実験が完全にストップしてしまいます.そこで,不注意を起こさないように,できる限り安全な状況を作り,実験することを指導しています.実験机の上や周りはきれいに片付けるなどの整理整頓(紛失されても困りますので)や使用する機器の定格と測定しようとしている入力のチェック,動かそうとしている装置の配線や配管の事前チェックなど,技術者として必要なことを常に口うるさく指導しています.