今週,山梨大学医学部で,歯科口腔外科講座の河阪先生と動物実験を行いました.
科研費・基盤C,「レーザーパルス形状制御CO2レーザーによる歯・歯槽骨・骨の修復・再生の研究」に関する実験です.今回は,ウサギで実験を行いました.
手術室の写真です.手術の様子やウサギの写真も撮りましたが,刺激が強いので,割愛します.
写真の手前の装置が,今回のレーザー装置です.レーザー装置は,本研究室の技術がコンセプトで,精電舎電子工業株式会社様のご協力により,ガス封じ切り・テール付き短パルスCO2レーザーとして試作したものです.
手術室とレーザー |
ガス封じ切り方式ですので,ポンプもボンベも不要です.コンセントをつなぎ,スイッチを入れるだけで,何の調整もしなくても,ウォームアップをしなくても,レーザーが出力されます.学会などでよく気体レーザーは大型とか話す方がいますが,古いです.
宇野の研究室のある甲府キャンパスでレーザーの調整を行い,融合研究臨床応用推進センターのご協力により甲府キャンパスから医学部のある玉穂キャンパスへレーザーを運搬し,医学部の動物舎にて実験を行いました.手術は河阪先生が行い,こちらはレーザーの設定を行いました.設定と言っても,車の振動くらいでは何も影響を受けませんので,ショット数カウンタの設定をするだけです.
準備等には,宇野の研究室の学生にも,歯科口腔外科の学生にも手伝って頂きました.
今回の結果がわかるのは,数ヶ月後です.それまでに,またレーザーの改良・調整を行い,次の動物実験の準備を行います.
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