博士課程のRahamanくんの論文がアクセプトされました.
MD. Ekhlasur Rahaman, Kazuyuki Uno, "Drilling of cylindrical holes in Crown glass by a short-pulse flat-top CO2 laser beam", Laser Physics, Accepted.
一般的にレーザーによる切削加工では,円錐型の切削形状となります.この研究では,フラットトップ形状のビームをアウトフォーカスで照射するにより,簡単に円柱状の切削形状を作りました.当然の結果と思われるかもしれませんが,サンプルの熱分布がレーザーパルス波形やビーム形状,繰り返し周波数,フルエンスに影響しているかもしれませんし,サンプルの熱伝導係数や融点なども関係しているかもしれません.やってみせて実証するということに意味があると思っています.
ガラスにおいて,簡単に1ステップで矩形型の(底が平らな)溝を作ることが可能かもしれません.ガラスだけではなく樹脂など様々な材質において,CO2レーザーのパラメータが加工形状に及ぼす影響を調べたいと思います.
この成果は,我々がA-STEPで開発したパラメータ制御CO2レーザーの応用の一つとなります.
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