sinθとsin2θ,sin3θのグラフは,図1のようになります.
青がsinθ,赤がsin2θ,緑がsin3θです.
波形の振幅は変化しませんが,周期が変化しています.
sin3θとsinθ+sin2θのグラフが,図2のようになります.
青がsin3θ,赤がsinθ+sin2θです.
図2からわかるように,sinθ+sin2θはsin3θではありません.波の足し算は,「重ね合わせの原理」が適用されます.
sinθと2sinθ,sinθ+sinθのグラフが,図3のようになります.
青がsinθ,赤が2sinθ,緑がsinθ+sinθです.赤と緑は波形が完全に重なっており,緑しか見えていません.同じ三角関数,同じ位相ならば,普通に足し算ができます.同じ波形を足し合わせると振幅が2倍になります.
sinθ x sinθである(sinθ)^2は,図4のようになります.
正 x 正,または負 x 負になるため,波形はゼロ以上になります.また,最大値は,1 x 1または,-1 x -1になるため,1となります.
さて,図1のsin2θに戻ります.sin2θは加法定理により,
となります.sin2θと2sinθcosθのグラフが,図6のようになります.
青がsin2θ,赤が2sinθcosθですが,波形が完全に重なっており,赤しか見えていません.数式で同じなので,当然,波形も同じとなります.
少しは三角関数の位相と振幅,重ね合わせがイメージできたでしょうか.
上のグラフは全て【三角関数3】と同じようにエクセルで描きました.
理工学の分野では,数式をグラフとしてイメージすることも重要となります.
理工学の分野では,数式をグラフとしてイメージすることも重要となります.
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